勢力紹介~ギルド・ローレット~

はじめに

 こんにちは、PBW運営チームRe:versionです。

 今回は『Pandora Party Project』の舞台情報という事で、ACT.STAGEという記事をご用意します。
 この項では無辜なる混沌における冒険の舞台となる勢力(国)や種族、代表的なNPC等をご紹介していきたいと思います。
 どうぞ、よろしくお願いいたします!

ギルド『ローレット』

 ギルド『ローレット』は幻想(レガド・イルシオン)という国に根を張る巨大な冒険者ギルドです。
 幻想に存在はしますが、ローレットの本質は『超広域を顧客対象とした何でも屋』です。
 普通ならば存在している国の政治的影響等を免れない所ですが、ローレットは『特異運命点』を支援する為に存在しているので、『ギルド条約』によってかなりの独立権が守られています。後述する幻想は信仰心が比較的高く、神託に対しても真摯なので活動がしやすいという理由で設立場所に選ばれました。
 ローレットは設立から二十年程が経過しています。ローレットを設立し、現在まで取り纏めているのはレオン・ドナーツ・バルトロメイという男です。
 ローレットは超広域(=主に混沌世界の人類踏破地域)を舞台に活動していますが、活動の容易さと危険度を鑑みて世界にやって来たばかりの旅人や、駆け出しの純種の冒険者には幻想近辺での仕事を斡旋するようにしています。
 ローレットの扱う仕事は善であり、時に悪でもあります。ローレット及びレオンは『混沌世界にやがて訪れる破滅的結末』を回避する事にとても熱心ですが、その究極的目的の前には目の前の善悪は気にしない事が多々あります。可能なら善行をした方が寝覚めは良い、位の感覚です。実際の所、現実的観点から見た時『特定の理念に拠らない仕事の受け方をしている事』が独立性を保持する役にも立っています。

ハイ・ルール

 ローレットにはそこに所属したり、依頼を斡旋される立場である時、必ず守らなければならない掟が存在します。
 この掟に違反した場合、依頼の斡旋が行われなくなる等の罰則が架せられる可能性があります。
 ゲーム的に言えば、依頼(シナリオ)に参加する上で絶対に守らないといけないルールと考えて下さい。

1、冒険者はその時受諾した依頼の成功に対して尽力しなければならない

 個々のキャラクター性によっては、主義主張の違う依頼等も多々あると思いますが、受諾した時点でその依頼の成功に尽力しなければなりません。
 すべき事をした上でキャラらしい動き等を取る事は、成功に相反しないならば自由です。
 又、意見を戦わせる場合も『その依頼に相応しい言動』の方を上位とし、『依頼色に相応しくない言動』は控えるように通達しています。(善行を行う依頼で過度に残虐な提案や行動をしたがったり、逆に悪行的依頼において過度に人道的主張を展開するのは『望ましく無い』としています。依頼を失敗に導く直接的行動に比すればこちらは厳罰になりませんが、度を過ぎた場合に限っては『依頼達成を非常に困難にしている』と見做された場合、処罰対象に成り得ます)

例:困っている民衆を助ける依頼を受けた場合

×:民衆を困らせるような事をする。虐める等の不適切な行動を意図的に取る。
◯:助けてはやるが高圧的な言動でのぞむ。(キャラ的に)嫌々やってる所がある。

例:誰かを暗殺する依頼を受けた場合

×:暗殺される人間に知らせる、庇う、計画を破綻に追い込む動き等を取る。
◯:暗殺は成功に導いた上で、ターゲットの巻き添えで関係ない人間に被害が及ぶ事を防ぐ。

2、同じ依頼を受けた冒険者間で戦闘を行ってはならない

 基本的に同士討ちを禁止しています。
 やむにやまれぬ事情がある、合理的判断でそうするべき、お互いに了承が取れている、作戦の一環である、等のレアケースに関しては都度判断されます。
 仕事内容が対立するもの等があった場合は、依頼達成最優先のルールに従い、ローレットの冒険者同士で争う特例が適用される事もあります。

3、組織に著しい被害を与えかねない行動の禁止

 理由無く暴れ回る、貴人に手をかける等、ローレットが『庇い切れない』と判断するレベルの無秩序は禁止されています。
 常識的範囲、ないしは多少逸脱する程度では『ギルド条約』の特権でカバー出来ますが、限度以上となった場合はその限りではありません。
 もっとも、この項目に触れるような行為に及んだ場合は、ローレットならぬ公権力等の処罰を受ける可能性の方が高いとは言えますが……

ローレットの人物

 ローレットを構成する代表的なNPCのご紹介をします。
 基本的にプレイヤーキャラクターは彼等情報屋等から依頼を受ける事になります。
 特異運命座標を支援するギルドから仕事を斡旋して貰うイメージです。

1、レオン・ドナーツ・バルトロメイ

 ギルド『ローレット』のオーナー。年齢は35歳。
 二十年程前にローレットを立ち上げ、現在の大規模ギルドまで育てました。目的の為に手段は選ばない、海千山千。結構やくざです。
 レオン自身も現役の冒険者であり、それなりの名声を持っています。
 彼は二十数年程前に『バグ』で空中庭園に召喚され、ざんげと出会っていますが、特異運命座標の属性を持っていません。
 正義漢ではない彼が何故『特異運命座標』を支援する事に熱心なのかは謎です。聞いても大抵はぐらかされます。

2、『黒猫の』ショウ

 ギルド『ローレット』に属する腕利きの情報屋。年齢は三十過ぎで本名共に正確なものは不詳。
 獣種(猫)の男で素早い身のこなしと動物的勘で仕事に必要な情報を的確にさらってきます。
 一方で怖いとか怪しいとか言われると傷付く繊細な所があり、動物(特に猫)を愛好しています。
 酒とロックと紅茶も好み、服装や装飾を「◯◯のステータス上がりそう」という理由で選びがちです。
 孤独癖がある割に構って貰うと喜んだりする辺り、様々なパーソナルデータが中二病に根ざしたものである事は明白です。
 

3、プルー・ビビットカラー

 ギルド『ローレット』に属する美人情報屋。年齢は(見た目が)二十三歳、幻想種。但し余り年齢の話題は宜しくありません。
 非常に艶やかなドレスを纏った美人であり、情報屋としては目立ち過ぎるきらいはありますが、優秀です。
 物事を色の名で喩える独特の感性を持っており、その鋭敏過ぎる色彩感覚から繰り出される説明は時に難解です。
 間違いなく美人なのですが、出会いが無いのはその辺りに起因するのかも知れません。
 好みのタイプは「スモーキィ・アクアでシスティーン・モーヴな殿方」。成る程、訳分からんです。

4、ユリーカ・ユリカ

 ギルド『ローレット』に属する情報屋です。年齢は十五歳。上記の二人に比べると駆け出しです。
 偉大な情報屋だったエウレカ・ユリカの跡を継いだ期待の星(本人談)ですが、現在の腕前は先輩に比べると微妙です。
 何だかんだで正しい情報を集めてくる辺りは才能と言えるのかも知れませんが、情報確度が低い場合もあります。
 言い換えると高難易度を時に生み出すデンジャラス・ドジ看板娘なのです。
 今は亡き父の高みを目指して今日も頑張ります。余談ですが、ツイッターでの広報も担当しています。

おわりに

 今回はプレイヤーキャラクターが属する事となる特異運命座標支援ギルド『ローレット』の情報でした。
 次回は最初のメインステージとなる『幻想(レガド・イルシオン)』についての情報を発信していけたらと思います。
 どうぞご期待下さいませ。

 また毎度の末尾となりますが、本情報拡散につきまして御協力を切にお願い申し上げます!


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