CharaTalk.01

ユリーカ
それでは、今日は『世界観』の紹介をするのですよ!
こんにちはですー! 情報屋のユリーカなのです!
アルテナ
こんにちは。私はアルテナ・フォルテ。
この世界ではスタンダードな人間種(カオスシード)なの。
亮
俺は月原・亮(つきはら・たすく)。
えーと、ユリーカ達の世界では旅人(ウォーカー)だっけ?
ユリーカ
ユリーカ達の世界って言われると物悲しさですが!
帰れない人ですしね……。
えーとですね、亮さんたちウォーカーは違う世界から来た人ですよね?
亮
うん、すごい簡潔にまとめられたけど、そんな感じだな。
えーとそんな感じだな。今ンとこ召喚されて帰れない違う世界から来た人。
俺はフツーの世界の住民だよ。何もヘンテコなことなんてなかった。
アルテナ
亮は高校生って言う職業だったそうなの。
寄宿舎で学ぶだなんて、立派なお家に違いないわ(※違います)
ちなみに私はギルドから仕事を頂いてる駆け出し冒険者よ。
ユリーカ
(何も言いませんが、二人の中で常識がズレてる気がします……)
えっと、はい。『混沌』は確かにヘンテコですけれど……。
亮さんのような普通の方以外にも旅人には沢山のヘンテコさんもいますよ?
亮
岩みたいな人とか、ユリーカみたいに翼生えてる人とか、妖怪とかな。
うん、漫画や小説の世界のヤツみたいなのがたくさんいたよ。
……ってことは神様とか、魔王とか、ひょっとしてそういうのも!?
アルテナ
そうね、元居た場所ではそう呼ばれてたって人もたくさんいたわ。
けれどこの世界にはほら、レベル1が働いているから……
また1から鍛錬の積み直しになるそうなの。
ユリーカ
はい! レベル1からの再スタートをこの世界では切ってもらうですね。
あとは不在証明なんかもありますが……。
アルテナ
亮の持っていたケイタイ?という機械はこの世界だと使えそうにないわね。
練達の国へ行けばこちらの世界でも使用できるかもしれないけれど……。
この世界には電波?……、と言うものがないから只の玩具になってるみたい?
ユリーカ
はい、そんな感じですよね。
練達の皆さんなら混沌でも使える携帯電話を作れるかもしれませんね!
亮
おし、おさらいさせてくれよな。
この世界は混沌(フーリッシュ・ケイオス)。
時々、いろんな場所からの迷子がくるんだよな?
アルテナ
そうね、亮のような迷子が来るわ。
勿論、旅人以外にも私やユリーカのようなこの世界で生まれ育った住民がいるの。
亮
人間種以外にもたくさん種族が……ってユリーカはなんだっけ?
翼が生えてたり鳥っぽかったりする人は、えーと。
ユリーカ
ボクは飛行種(スカイウェザー)です。鳥さんの頭の人もいますよ。
獣種(ブルーブラッド)や鉄騎種(オールドワン)、海種(ディープシー)……。
あまり森から出てはこないですが幻想種(ハーモニア)もいますね。
アルテナ
御伽噺だと竜の姿をした種族もいるのよね?
たしか、辺境の方に住んでいるって書いてあった気が……。
ユリーカ
そうですね、そういった『御伽噺』がたくさんあるのが混沌です。
あ、ちなみに亮さんとアルテナさんが初めて出会った場所なんですが……
『空中庭園』にある天空神殿ですよね?
アルテナ
ええ。私は特異運命座標(イレギュラーズ)としてあの場所に行ったの。
そこに住む神託の少女――ざんげさんはワープゲートを持っているから。
亮
へえ、センパイみたいな顔したコってそんな能力あったんだな……。
空中に浮いてて、幻想(レガド・イリュシオン)の街に行くのに確かにワープ・ゾーンを通った気がするけどさ。
ユリーカ
実は、あの場所、ユリーカは行ったことはありません。
あの場所は選ばれた人、アルテナさんの言った『特異運命座標』さんだけがいけますので……。
ユリーカ
ユリーカは純種かつ特異運命座標でないので空中神殿にいけないのです。憧れるですけど!
あ、勿論人によっては職業に関係なく、特異運命座標さんや旅人さんもいますよ。
ユリーカ
それについては、ギルド――幻想にある『ローレット』をご紹介する時に
ご説明させていただきますね!
亮
はいよ、ありがとな。
んで? そんな旅人の俺らには全員そろってレベル1があるってか。
アルテナ
そう、亮のような『高校生』と、魔王だったり神様だったりの最初のステータスは同じなのよ。そういうものだって認識してくれると嬉しいわ。
亮
じゃあ、俺も魔王に―――!?
アルテナ
……それはどうかしら?
それから、この世界には不在証明があるわ。ないものはない、あるものはある、と世界が強制しているそうよ。
ユリーカ
はい。この世界がこの世界であるという正常型を保つためだって言われてますね。
ボクやアルテナさんはこの世界の住民ですので良く分かりませんが、旅人さんたちは不便だなーって思うことが多々あるかもしれないです。
亮
ケータイ使えないんじゃゲームもできないし、いろいろメールも……。
あ、ログボ取れないんじゃね? あー、やべえなあ……。
ユリーカ
(何をおっしゃってるかあまり理解できないですが!)
う、うむむ……バベルを持ってしても……!
亮
それ、そのバベルってなに? 俺とアルテナとユリーカがこうして話が出来てるのと関係してんだろ? つまりは、えーと……?
アルテナ
翻訳されてるらしいわ。何となく理解できるって言うのと同じかしら。
私は亮の言う『ニホンゴ』を喋ってるつもりはないけど、そう聞こえるでしょう?
亮
確かに……。
なるほどなあ。うん、了解。そんじゃ、世界についてはこれ位か?
ユリーカ
はい! それでは、楽しい混沌ライフを!
今回はユリーカが『世界観』をアルテナさんと亮さんと共にお伝えしました!

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